お墓参りに必要な持ち物は?準備しておきたいアイテムとその理由をご紹介

お墓参り 持ち物1

お墓参りには、いくつかの大切な持ち物があります。

お墓へ到着してから焦ったり、困ったりしないために、事前に持ち物をチェックしておきましょう。

また、なぜそのアイテムがお墓参りに必要なのか、理由も合わせてご紹介します。

目次

お墓参りに必要な持ち物とその理由

それでは早速、お墓参りに必要な持ち物とその理由をみてみましょう。

理由を知れば、よりていねいに準備を進められるのではないでしょうか。

ご先祖様に喜んで頂くためのアイテムをご紹介します。

お線香

お線香の香りは仏様の食事と言われています。

自分自身やお墓周りを浄化する意味もあります。

好きだった香り、色のお線香を準備して、お墓参りへ出かけましょう。

お線香は束で用意し、お参りに来た人で分けます。

宗派によって供える本数、供え方が決まっていますので、事前にたしかめておくと安心です。

ろうそく

お墓にろうそく立てがある場合は、ろうそくを用意しましょう。

ろうそくの炎には不浄や周囲を清める。煩悩に光を当て、悟りを開くという意味があります。

白色のろうそくが一般的ですが、宗派によっては朱ろうそくを用意する場合もあります。

マッチやライター

線香やろうそくに火をつける、マッチやライターが必要です。

風や雨でも対応できるカバー付きのライターや、ターボタイプのライターを準備しておくと便利です。

ライターとお線香ケースがセットになった商品も販売されています。

仏花

お墓参りには、仏花を用意しましょう。

適した花をセットにしたものが、近隣の花店やスーパー、コンビニなどで販売されています。

故人が好きだった花を用意するのもおすすめです。

彩り豊かな仏花で、故人やご先祖様を大切に思う気持ち、感謝の気持ちを伝えましょう。

供物・半紙・懐紙

お墓参り 持ち物1

お墓参りには、供物の準備も欠かせません。

故人が好きだったもの、果物、お菓子、ご飯、飲み物など、宗派に合わせた供物を選びましょう。

いずれの宗派であっても、肉類や海産物はふさわしくありません。

仏花と同じく、故人やご先祖様を大切に思う気持ち、感謝の気持ちを届けるものです。

お墓に直接置くのではなく、半紙や懐紙を敷いた上に供えましょう。

お菓子は袋から出して、ジュースやお酒などはフタを開けて、香りを届けます。

カラスや野良猫、野良犬が食べてしまう、墓石を汚してしまう、という理由から、お供えした後は持ち帰るのがルールです。

お水

きれいなお水を水鉢に注ぎ入れます。

先にお墓を掃除してから、お水を用意しましょう。

湯呑へ水を入れる場合もあります。

お水には、故人に水を飲んでもらうため、またお参りした人を清める意味があります。

掃除用に汲んだ水ではなく、きれいな水を別に用意しましょう。

数珠(念珠)

お墓参りには数珠を持参するのがマナーです。

煩悩の数と同じ、108の珠でできている数珠は、持つだけで徳を積める除けや厄除けの意味があると言われています。

掃除道具

お墓参りは手を合わせるだけでなく、お墓をきれいに掃除するのも大事な目的です。

ほうきやちりとり、ぞうきん、スポンジ、手桶(バケツ)、柄杓、軍手、タオル、ごみ袋、鎌、ざる、シャベルなど、必要な掃除道具を持参しましょう。

お墓の汚れを専門に落とす洗剤、名前の彫られている部分を掃除するためのブラシなども販売されています。

お墓に雑草が生えている場合は鎌で、玉砂利や土が乱れている場合はシャベルで整えましょう。

玉砂利が汚れている場合は、ざるに入れて水洗いします。

五供を覚えて忘れ物防止

お墓参りに何を持っていったら良いのか、つい忘れてしまう。

それなら五供を覚えておきましょう。

五供とは、香・花・灯燭・浄水・飲食を指します。

お線香、仏花、ろうそく、お水、供物の5つを忘れずに用意して、気持ちの良いお墓参りにしてくださいね。

お寺や霊園で借りられる道具も

お墓参りするお寺や霊園によっては、手桶やバケツ、ひしゃく、掃除道具の貸し出しがあります。

お寺や霊園が遠い、公共交通機関でお墓参りへ行くなど、できるだけ荷物を減らしたい場合は、事前に借りられる道具をたしかめておきましょう。

その他、五供や掃除道具、マッチやライターなど、お寺や霊園、近隣のコンビニや石材店などで販売している場合もあります。

お寺や霊園の周りでどのような持ち物が揃えられるのか、一度調べておくと、思い立った時にいつでもお墓参りでき便利です。

まとめ

今回の記事では、お墓参りに必要な持ち物と、そのアイテムが必要な理由も合わせてご紹介してきました。

最後に、大切なポイントを振り返ってみましょう!

<お線香>

・お線香の香りは仏様の食事と言われ、自分自身やお墓周りを浄化する意味もある

<ろうそく>

・ろうそくの炎には不浄や周囲を清める、煩悩に光を当て悟りを開くという意味がある

<マッチやライター>

・線香やろうそくに火をつける道具として必要、風や雨でも対応できるカバー付き、またはターボタイプのライターを準備しておくと便利

<仏花>

・彩り豊かな仏花で、ご先祖様を大切に思う気持ち、感謝の気持ちを伝えるもの

<供物・半紙・懐紙

・仏花と同じく、ご先祖様を大切に思う気持ち、感謝の気持ちを届けるもの
・直接置くのではなく半紙や懐紙を敷いた上に供える

<お水>

・お水には、故人に水を飲んでもらうため、またお参りした人を清める意味がある
・掃除用に汲んだ水ではなく、きれいな水を別に用意する

<数珠(念珠)>

・煩悩の数と同じ108の珠でできている数珠は、持つだけで徳を積める
・魔除けや厄除けの意味があると言われている

<掃除道具>

・お墓参りは手を合わせるだけでなく、お墓をきれいに掃除するのも大事な目的

・ほうきやちりとり、ぞうきん、スポンジ、手桶(バケツ)、柄杓、軍手、タオル、ごみ袋、鎌、ざる、シャベルなど、必要な掃除道具を持参

どの持ち物も、故人やご先祖様を想ったり、自分を清めたりするのに欠かせないものです。

仏花や供物など、当日近くに用意する持ち物以外は、専用バッグなどにセットしておきましょう。

お墓参りでお墓をきれいに掃除して、きれいなお花や供物を供えれば、心がすっきり洗われます。

故人やご先祖様との縁を感じられる、生を受けた感謝を伝えられる貴重な時間でもあります。

ぜひお墓参りを習慣にして、故人やご先祖様と接するひと時を大切になさってください。

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