仏壇に飾る花に決まりはある?タブーな花や飾り方の基本をわかりやすく解説!

仏花 タブー1

お仏壇には、どんなお花をお供えしていますか?

いざ、お花を買おうと思った時、

「どんな花を選んだらいいの?」
「飾ってダメな花はあるのかな・・」
「飾り方に決まりはあるの?」


と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、この記事では、仏壇に飾るお花の選び方やお供えの仕方などの基本マナーを紹介します。

また、造花やドライフラワー、プリザーブドフラワーはお供え用としてはアリなのかという疑問を解決し、タブーについてもわかりやすく解説していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

仏花と仏教のかかわり

仏壇は仏教由来のものですが、日頃の生活で仏教を意識している人はあまりいらっしゃらないかもしれませんね。

実は、仏壇は、お寺の本堂を再現したものです。

お寺の本堂は、極楽浄土の世界を表現しています。
そのため、仏壇は【極楽浄土のジオラマ(立体的に表現する方法)】とも言えるのです。

そこにお供えする仏花には、仏様の代わりという意味合いもあります。

仏花を仏壇の内側ではなく、外側に向けてお供えするのは、仏様が私たちを見ていてくださることを表現しています。

“ 仏壇は極楽のミニチュア版で、お供えする仏花は仏様である” とすると、仏花もより大切なものだと思えてきますね。

仏壇に飾る花はどんな種類を選べばいいの?

一般的に、菊の花が仏花として知られていますが、菊以外にどんなものが適しているのかお花選びに迷われる方も多くいらっしゃることでしょう。

こちらでは、仏花として適しているお花、NGとされているお花、また飾り方の種類について説明していきます。

生花

仏花 タブー1

生花の素晴らしいところは、生き生きとした花の姿や香りです。

仏様は生花の香りをかいでいるとも言われ、お供えした私達も生花の美しさを楽しむことができます。

では、仏花として適しているのは、どんなお花でしょうか。

一年を通じてよく飾られるのは菊ですが、長持ちするお花がよく使われます。

<仏壇に適した花の例>

  • カーネーション
  • スプレーマム
  • キンセンカ
  • 百日草
  • ケイトウ
  • グラジオラス
  • アイリス
  • りんどう
  • トルコキキョウ
  • ほおずき
  • ミソハギ

これらのお花以外にも、ご先祖様の供養のために飾るものですので、故人が好きだったお花を飾るのもおすすめです。

季節や好みに合ったお花を選んでも良いでしょう。

ただし、毒のある花や香りが強い花、ツル状の花は仏花に適さないとされています。

仏教的に、毒は殺生をイメージさせ、またツルは螺旋状から成仏できない、「自立」に反するイメージがあるため良くないと考えられています。

そして、香りが強い花は、お線香の香りを妨げてしまいます。

さらに、傷みやすく、散るのが早いお花も仏花としては適さないとされていますので、傷んでいたり枯れた状態になって仏壇を汚してしまう前に取り替えると良いでしょう。

それぞれ代表的なお花をご紹介します。

<毒のある花>

トリカブト、アセビ、シャクナゲ、キョクチクトウ

<香りの強い花>

ユリ

<ツル状の花>

クレマチス、ニンドウ、つるバラ

<散るのが早い・傷みやすい花>

ユリ、カサブランカ、椿、サザンカ

ただし、最近では、生前好きだった花を供えて自由に供養することも多くなってきています。

供養したい、喜んでもらいたいという気持ちを一番大切にしましょう。

鉢植えの花

鉢植えは、かつては仏花としてお供えしてはいけないと言われていました。

その理由は、土があることから虫が発生したり不衛生であるという点と、あまり手入れをしなくても咲いてくれる点です。

虫はともかく、手入れが楽なのはメリットのようですが、仏花としては短所になってしまいます。

それでも、ルールが厳しくなくなった今では、鉢植えを仏壇にお供えすることもごく普通に行われています。

ただ、仏花は対になった花立てに左右対称の形で生けるという基本があるため、鉢植えの花はマナー違反だと思われてしまうことがあるかもしれません。

鉢植えの花は、数日水をあげなくても枯れることはありませんが、仏様には毎日手を合わせると良いですね。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、特殊な液体で処理され、水分を抜く加工をされたお花です。

外見は、まるで生花のようにイキイキとしています。

実際には、水をあげる必要もなくドライフラワーと同じように、生きてはいないお花ですが、枯れている印象がなく仏花としてお供えしても違和感がありません。

最近では、仏花用のおしゃれなプリザーブドフラワーも多く流通しています。

プリザーブドフラワーの寿命は、環境にもよりますが6〜7年程度と言われています。

枯れる心配や水やりの手間もなく、綺麗なまま長い間飾っておけることから人気が集まっていますが、どうしても手間がかからない分、放置しがちです。

気がつけば、ホコリだらけ…なんてこともありますので注意が必要です。

造花

造花については、そもそもお供えしてはいけないと教わってきた方もいらっしゃるかもしれませんね。

今も、浄土真宗では、原則として造花はいけないことになっています。

ただ、最近では生花と変わらないぐらい丁寧に作られた造花もたくさんあります。

お寺の住職さんのお話では、普段は造花をお供えしても、命日、お盆、お正月などの節目には生花をお供えすることが望ましいそうです。

ただ、枯れることのない造花では、命のありがたみを感じることがなかなかできません。

ときには手間がかかり、いずれは枯れてしまう生花をお供えすることが大切なのではないでしょうか。

ドライフラワー

ドライフラワーは、色の変化や香りまで楽しめる素晴らしいものですが、仏花としては相応しくありません。

なぜなら、枯れた花であるドライフラワーが「死」を連想させてしまうためです。

手入れを簡単にしたい場合には、ドライフラワーよりも造花やプリザーブドフラワーを選んでおいた方が良いかもしれせん。

結論として、仏壇に飾るお花として、鉢植えの花、プリザードフラワー、造花、ドライフラワーでも心がこもっていればダメということはありませんが、やはり、おすすめなのは生花です。

仏教では「生あるものはいつか必ず死ぬ」という思想があり、生花が枯れていく姿を日々見ながら、私たちは命の尊さというものを実感できるからです。

また、仏様やご先祖様には花の香りを供えているとも言われ、さらに供養する人も、お花を見ることによって心を清めることができます。

このようなお花の役割から、生花のみずみずしさこそ仏壇にふさわしいのではないでしょうか。

仏花で1番タブーなことは?

仏花 タブー1

選び方については、かなり自由度が高くなっていますが、どんな宗派においても、やってはいけないことがあります。

仏花でタブーとされるのは、「ほったらかしにすること」です。

日常生活ではさまざまな煩悩が頭をよぎるものですが、一日一回、仏花の水を換え、心を鎮め、仏様に向き合うことが、仏教ではとても大切にされています。 

どんなタイプの仏花を選んでも、こまめに手入れをしましょう。

仏花の飾り方の基本マナーとは

仏花を仏壇に飾る時に気をつけたいことは、「花の本数」「花の色」「花の向き」です。

まず、花の本数ですが、仏壇には、一般的に花立が左右2つあることから、同じ本数を2束用意する必要があります。

その際、3本、5本、7本といった奇数にするのがよいとされていますが、仏壇に花立が一つしかない場合は、一束でかまいません。

次に、花の色は、3色あるいは5色にするのが一般的です。

3色の場合は、「白、黄、紫」、5色の場合は、ピンクと赤を加えます。

ただし、四十九日を迎えるまでは白もしくは淡い色が望ましいとされています。

お花を選ぶのが難しいという方は、仏花の花束セットを購入したり、お花屋さんに相談してみてはいかがでしょうか。

また、花の向きは花の正面が自分に向くようにし、背の高い花を1本中心に置いて、ひし形になるように整えて飾りましょう。

仏花は仏様からの慈悲の心を表すと考えられ、あえてお参りする側に向けて飾るようになったといわれているからです。

おわりに

仏花は、ご先祖様を供養するために重要な役割がありますから、仏壇に飾ってはいけない花の種類や、花の本数や色などに気をつける必要があります。

ただし、最近の仏花の選び方には、どんなタイプの花を選んでも絶対にダメという厳密なルールはなくなってきています。

どんなタイプの仏花であっても、タブーとされている「ほったらかし」には気をつけて、手入れを欠かさないようにしましょう。

気持ちのこもったお花であれば問題ありませんが、仏花として最もふさわしいのは「生花」です。

選び方をおさえた上で、故人が好きだった花や、思い出のある花などを供えて喜んでいただきましょう。

その際には、仏花としてそのまま飾ることができるふらなむ の「ハートフルフラワー」をぜひご利用ください。

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