知っておきたいお墓参りのマナー!服装や作法についてくわしくご紹介

お墓参り マナー1

お墓参りの正しいマナー、ご存じでしょうか?

「なんとなく周りに合わせている」

という方も多いと思いますが、お墓参りには決められたマナーやルールがあります。

正しい方法でのお墓参りは、普段以上に清々しい時間になります。

服装や作法をしっかり覚えて、ご先祖様や故人へ想いを届けましょう。

目次

お墓参りに適した服装は?

お墓参りに行くとき、頭を悩ませるのが服装です。

お葬式や法要の後で足を運ぶ場合は、礼服やスーツに身を包んでいるため心配ないのですが、お盆やお彼岸、命日などに、お墓参りするケースもあります。

ただ、このような改まった場ではないお墓参りは、特に服装の決まりはありません。

あまりにもだらしない服装、派手な服装はNGですが、お墓掃除を考慮し、ジーンズにスニーカーで出かける方もいらっしゃいます。

お墓参りは、かしこまった場所ではなく、親せきや家族へいつでも会いにいける場所。

「普段着だからまたにしよう」と延期せず、気軽に足を運んでみてくださいね。

お墓参りに行く時期は?

お墓参りに行くのはお葬式や法要、お盆やお彼岸、命日だけではありません。

「この日にお参りしましょう」
といった厳密なルールはありませんので、ご先祖様や故人を近くに感じたい時は、いつでも出かけて大丈夫です。

悩みを抱えている時。
進学や就職が決まった時。
結婚や出産、子どもの節句や誕生日。

など、自分がお参りしたい時が、ベストなタイミングです。

ご先祖様や故人様も喜ぶと思いますので、天気に恵まれた休日、大型連休など、都合の良い日などに出かけてみてはいかがでしょうか。

中には六曜を気にする方もいらっしゃいますが、お墓参りは仏滅や友引でも問題ありません。

作法やマナー違反にはなりませんが、自分自身が気になってしまう場合は、別の日にすると気持ちよくお参りできるでしょう。

友人や知人のお墓参りに行ってもいい?

お墓参りしたい相手が、ご先祖様や身内だけとは限りません。

中には友人や会社でお世話になった同僚、上司、地域の知人などのお墓に手を合わせたい、という場合もあると思います。

この時に気になるのが、親族に許可を取るかどうかです。

霊園自体は、誰でも足を運べるようになっていますが、知人や友人の場合は親族へ連絡の上、お墓参りの許可を得ておくのがマナーです。

電話や手紙で連絡の上、故人様の仏壇へまずは足を運びましょう。

この時、親族の方へ故人様との関係や、思い出話などができると喜ばれます。

一度許可を得た後は、いつでもお墓参りに出かけて構いません。

可能であれば、手紙などでお墓参りをした旨、連絡できるとスマートです。

時期としては、初盆や1周忌までは、親族が忙しくしているため、避ける方が無難です。

1周忌以降のお彼岸や休日などを利用して、お参りへ出かけましょう。

お墓参りの流れや作法

お墓参り マナー1

いつでも思い立った時に、カジュアルな服装で出かけられるお墓参りですが、お参りには流れや作法があります。

といっても、お葬式のように難しいものではありません。

必要な持ち物と基本の流れを覚えていれば、お墓参りのハードルがぐっと下がりますので、チェックしておきましょう。

お墓参りに必要な持ち物については、こちらで紹介しています。

「お墓参りの流れ」

それでは早速、お墓参りの流れをみてみましょう。

1.手洗い・本堂へのお参り

お墓に到着したら、手を洗って清めましょう。
寺院の場合は、本堂へお参りします。

2.お墓の掃除

お墓参りに訪れた際には、墓石に合掌、礼拝(お辞儀)した後、掃除をします。

バケツにお水を入れて、柄杓で水をかけながら、上から順にぞうきんやスポンジ、ブラシなどで掃除しましょう。

墓石周辺に雑草が生えている場合は、抜いたり鎌でカットしたりしてきれいに。

玉砂利が汚れている場合は水ですすぎます。

3.お供え

掃除が終わったら、水受けと花立てにきれいな水を入れて、お花を飾りましょう。

その後、用意したお供え物を、半紙や懐紙の上に乗せてお供えします。

4.線香に点火する

線香に火をつけたら、合掌します。

家族や親せきなど、2人以上でお墓参りする場合は、故人様と縁の深い順にお参りしましょう。

宗派や地域によっては、墓石にきれいな水をかけます。

「ご先祖様や故人様に水を飲んでもらいたい」という思いが込められた行為ですが、水をかけない方が良いという考え方もあります。

気になる場合は事前にたしかめておきましょう。

お水の作法が分からない場合も、明確なルールが決められている訳ではありませんので、気にし過ぎず、良いと思われるお参りの方法を選びましょう。

故人様が好きだったお酒など、水以外のものをかけるのは、墓石が傷んでしまうためNGです。

5.お供え物を持ち帰る

お墓参りが済んだら、お供え物を持ち帰ります。

そのままにしてしまうと、カラスや野良猫などに荒らされてしまうため、忘れないようにしましょう。

線香、お花はそのままで大丈夫です。

まとめ

お墓参りは、住まい近くの神社にお参りへ行くのと変わらない、身近な習慣です。

最後に、お墓参りの流れと作法のポイントを振り返ってみましょう。

1.到着したら手を洗って清めてから、本堂や周囲のお墓へお参りする

2.墓石に合掌し、礼拝(お辞儀)した後に掃除をする

3.掃除が終わったら、水受けと花立てにきれいな水を入れお花を飾り、お供え物を半紙や懐紙の上に乗せてお供えする

4.線香に火をつけて合掌、2人以上でお墓参りする場合は、故人と縁の深い順にお参りする

5.お墓参りが済んだら、荒らされないようにお供え物を持ち帰る

マナーや作法もそれほど難しくないため、リラックスして出かけてみてください。

お墓参り後は、不思議と気持ちが晴れ、笑顔になれます。

ご先祖様や故人に会いたくなったら、好きなタイミングで足を運んでみましょう。

もし、お墓参りに行けないときは、ご自宅で簡単に飾ることができるふらなむの「ハートフルフラワー」を供えて、ご先祖様との繋がりを感じてみてくださいね。

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