ペット火葬に手向ける花とは?お花選びと入れ方の注意すべき5つのポイント

ペット火葬 花1

愛するペットとの最後のお別れの日には、心をこめて旅立ちをお見送りしたいですよね。

ただ、火葬することになって初めて、

「お供えする花は自分で準備するの?」
「お供えする花に決まりはあるのかな?」
「おすすめのお花が知りたい」

など、さまざまな疑問がでてくるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ペットの火葬でお供えするお花選びのポイント、供養する際によく選ばれるお花もご紹介していきます。

目次

ペット火葬に手向けるお花選びと入れ方5つのポイント

お花の準備には、火葬業者にお任せする方法と、飼い主さんがお花を準備して、火葬業者に持ち込む方法があります。

ただ飼い主の方が準備して持ち込む場合、火葬の経験が初めてだと、どうやって選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ペット火葬の場合はお花の種類に特に決まりがないため、飼い主の方の好きなお花やペットのイメージに合うお花を供えることができます。

ペットとの思い出のあるお花や、もしペットが好んでいたお花があれば、それを一緒に入れてあげるのもよいでしょう。

さらに、お花を選ぶ際に大切にするべきポイントや注意点をお伝えしていきます。

造花や自然に咲いている花は避ける

造花の場合、燃やすことで材質によっては黒煙や異臭が発生したり、ダイオキシンなど有害物質が発生する可能性があります。

また、ペット専用の火葬炉は、人の火葬炉に比べて温度が低いため、造花の燃えかすが骨に付着してしまい、骨がきれいな形で残らない場合があるので避けた方が良いでしょう。

ただし紙製の造花なら大丈夫です。

さらに、ペットと過ごした自宅の庭や河川敷に咲いていたお花を棺に入れると、火葬までに遺体を安置する時間が長い場合、花についている虫などによって遺体が痛む可能性があるので避けましょう。

できるだけ濃い色は避ける

赤や紫など色の濃い華やかなお花は、花に含まれる成分や色素などによっては火葬後の遺骨に色が移ってしまうことがあります。

できるだけペットの遺骨を綺麗に残したいのであれば、淡い色合いで花びらの小さなものを中心に選ぶのがよいでしょう。

淡い色のお花だけでは寂しい場合は、華やかなお花の花びらを数枚だけ入れて彩りを加えてあげるといった方法もあります。

もし思い入れのあるお花をどうしても色の濃い花と一緒に火葬したい場合は、念の為、前もって火葬業者に確認をとると安心ですね。

ペット火葬 花1

トゲのついた花や毒のある花

トゲのついたお花は遺体を傷つけてしまう可能性があるため配慮が必要です。

トゲを全て取るか、お花の部分のみを使用するとよいでしょう。

また、スイセン、スズラン、ヒガンバナなど毒があるお花は縁起が悪いため選ばないようにしましょう。

ただし毒を持つお花は一見してわからないことが多いため、選んだお花に毒があるか不安な場合は、花屋などお店の方に確認するのが確実ですね。

ペットのサイズに合わせた量を用意する

たくさんのお花で見送ってあげたいという気持ちもあると思いますが、棺は小さいため、あまりたくさんのお花は入りません。

特に小動物の場合は花束の量に気をつけましょう。

ペットの大きさと棺の大きさに合わせて用意することが大切ですが、猫や小型犬から中型犬の場合、3000円〜5000円程度の数量のお花が目安のようです。

また、火葬業者によっても棺の大きさが異なるので、火葬を依頼する前に業者に確認しておくことをおすすめします。

蕾よりもキレイに咲いた花にする

棺に入れるお花は蕾の状態よりもキレイに咲いているお花を選んで納めてあげましょう。

最もキレイな状態で咲いている花を供えて見送ることが、人間と同様にペットにとっても供養になるのではないでしょうか。

また、キレイに開いた花を棺に入れることで、華やかに送り出すことができます。

ペットの火葬やお供え花によく選ばれる花

お花の種類が多くて、どのお花を選んだらいいかわからないという方のために、よく選ばれているお花をご紹介します。

ペットの旅立ちに手向ける花で迷ったときは、例えば愛するペットに伝えたい気持ちを花言葉の中から探してみるというのもよいですね。

ペット火葬 花1

<ガーベラ>

年中手に入りやすく、色によって花言葉が違うガーベラは選びやすいお花の一つ、全体の花言葉は「希望」「常に前進」です。

また、色別でみると、ピンク「感謝」「崇高美」、白「希望」「律儀」、黄「究極の愛」「究極の美」となっています。

ガーベラは残されたご家族が、ペットへ感謝の気持ちや愛をを伝えるだけでなく、飼い主の方がお別れの悲しみを乗り越えて、前向きに生きていこうという想いを込めるのにぴったりのお花ですね。

<カーネーション>

多くの色が楽しめるカーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」です。

ペットの火葬に使用するのにおすすめの色と花言葉は、白「私の愛は生きています」、ピンク「感謝」、紫「誇り」、青「永遠の幸福」。

まさに愛するペットを見送るのに、ぴったりのお花ではないでしょうか。

また、豊富な色の中からペットのイメージカラーにあわせて選ぶことができるので、ペットを亡くしたご友人などに贈るお悔やみのお花としても人気があります。

<カスミソウ>

カスミソウの花言葉は「親切」「幸福」「感謝」「無邪気」「清らかな心」

カスミソウだけでも清純な白い小花がかわいらしいのですが、他の花と合わせると花束全体の印象を柔らかくまとめることができます。

かけがえのない幸福な時間をくれたペットへ、感謝の気持ちを手向けるのにぴったりのお花ですね。

カスミソウはカラフルな色に染めた生花が出回っていますが、棺に入れる場合はカラーリングされた生花は避け白を選ぶことをおすすめします。

<スイートピー>

甘い香りと淡いカラーで優しい印象を持つスイートピーは、ペットの火葬やお供えの花として適しています。

全体の花言葉は「別離」「門出」「優しい思い出」です。

家族としてペットと過ごした日々が、優しい思い出になるように想いを込めてお供えしてみてはいかがでしょうか。

また、カラフルなスイートピーは、他の花とのアレンジメントにもよく用いられています。

<ひまわり>

火葬やお供え花にひまわりというと少し意外かもしれませんが、太陽のような明るいイメージのひまわりは、実はとても人気があります。

明るく送り出してあげたいときに選びたいお花ですね。

花言葉には「憧れ」「あなただけを見つめる」「愛慕」があります。

亡くなったペットへ、これからもずっと見つめ愛し続けていくという想いを伝えるにはもってこいのお花ではないでしょうか。

<マーガレット>

マーガレット全体の花言葉は「優しい思い出」「私を忘れないで」「信頼」です。

また、ピンク色には「真実の愛」という意味があります。

見た目が可愛くとても人気がありますが、開花時期も長く手に入りやすいという点でもおすすめです。

形もさまざまな種類があるので、イメージに合ったものを選び、幸せな思い出をくれた愛するペットにメッセージを伝えてあげましょう。

まとめ

ここまでペットの火葬でお供えするお花選びのポイントやよく選ばれるお花もご紹介してきました。

最後にもう一度振り返ってみましょう。

【ペット火葬に手向けるお花選びと入れ方5つのポイント】

1.黒煙や異臭、有害物質が発生する可能性がある造花や、花についている虫などによって遺体が痛む可能性がある自然に咲いているお花は避ける

2.濃い色のお花は遺骨に色が移ってしまうことがあるためできるだけ避ける

3.トゲのついたお花は遺体を傷つけてしまう可能性があるため配慮が必要、毒があるお花は縁起が悪いため選ばないようにする

4.ペットの大きさと棺の大きさに合わせてお花の量を用意することが大切

5.棺に入れるお花は蕾の状態よりもキレイに咲いているお花を選ぶ

【ペットの火葬やお供え花によく選ばれる花】

<ガーベラ>

「希望」「常に前進」
ピンク「感謝」「崇高美」
白「希望」「律儀」
黄「究極の愛」「究極の美」

<カーネーション>

「無垢で深い愛」
白「私の愛は生きています」
ピンク「感謝」
紫「誇り」
青「永遠の幸福」

<カスミソウ>

「親切」「幸福」「感謝」「無邪気」「清らかな心」

<スイートピー>

「別離」「門出」「優しい思い出」

<ひまわり>

「憧れ」「あなただけを見つめる」「愛慕」

<マーガレット>

「優しい思い出」「私を忘れないで」「信頼」
ピンク「真実の愛」

大切なペットとお別れする時がきたら、心を込めてキレイなお花とともに旅立ちを見送ってあげましょう。

また、火葬が行われた後、供養する場合にお供えする花は、ふらなむの毎週届くお花の定期便「ハートフルフラワー」をぜひご利用下さい!

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