親しい方のペットの訃報に、お悔やみにどのような贈り物をしようか迷ってしまうことはありませんか?
できれば大切なペットを失った悲しみを少しでも和らげて、喜んでもらえるような贈り物を届けたいですよね。
また、何かマナーなどがあるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、どんな贈り物が選ばれているか、贈るときに気をつけたいマナーを紹介していきます。
ペットのお悔やみに選ばれる贈り物
お悔やみの贈り物には、飼い主の方の辛い気持ちを癒したり、ペットとの思い出に繋がるようなものなどが選ばれています。
それでは、どんなものが選ばれているかみていきましょう。
お供え花
ペットのお悔やみの贈り物として最も一般的なのがお花です。
特に慣習的な決まりはありませんので、亡くなったペットに捧げると同時に、飼い主の方の悲しみが和らぐようなお花がおすすめです。
生前のペットをイメージした色合いのお花や、飼い主の方が好きなお花を選ぶと喜ばれるのではないでしょうか。
また、花言葉から選ぶという方もいらっしゃるようです。
お供えとしてふさわしい主な花言葉を紹介しますので参考にされてくださいね。
<ガーベラ>
希望・常に前進・感謝など
<カーネーション>
無垢で深い愛・感謝など
<チューリップ>
思いやり・誠実な愛など
<ヒマワリ>
あなたを見つめてる・愛慕など
<菊>
ご冥福をお祈りします・誠実な心・愛情など
<スイートピー>
門出・別離・優しい思い出など
<カスミ草>
幸福・感謝・清らかな心など
<バラ>
愛情・感謝・絆など
<ユリ>
純粋・無垢など
<トルコギキョウ>
希望・清々しい美しさ・良い語らいなど
なお、同じお花でもネガティブな花言葉をもつ色もあるため気をつけましょう。
生花の場合は、花瓶に活け変えたりする手間がなく、そのまま飾ることのできるフラワーアレンジメントがおすすめです。
ただし、亡くなったペットの他にもペットが家にいる場合は注意が必要です。
例えば、ユリ科のお花は猫にとって猛毒ですので贈らないようにしましょう。
また、最近は生花だけでなく、水やりが不要のプリザーブドフラワーなどを贈る方も多いようです。
その場合には、高温多湿に弱いため、飾る場所を選ぶ可能性もあります。
お菓子などの食品
お悔やみの贈り物としてお菓子も一般的です。
特にクッキーなどの甘いものは、実はとても喜ばれるとか。
ペットが亡くなった後は、元気がなく食欲もなくなることが多いため、エネルギーになりますし、癒しの時間を届けることもできそうですね。
また、しばらく食べる気にならないかもしれませんので、賞味期限がなるべく長いものを選ぶと良いでしょう。
さらにご家族で分けやすいように、個包装になったお菓子がおすすめです。
他にもペットを飼っている場合は、そのペット用のお菓子やペットフードなどの食品を一緒に送ってあげても喜ばれるかもしれませんね。
線香・ロウソク(キャンドル)
お悔みの定番ともいえるのがお線香とロウソク、何を贈るかわからない方にもおすすめです。
ご友人やお知り合いの自宅にペットのお仏壇や祭壇が置いてあるなら、そこへ飾ることができるグッズは、やはり喜んでいただけるのではないでしょうか。
ただ、仏具を持っていないという場合でも、ペット用の祈りのスペースに供えたり、お墓参りなどに使っていただけます。
最近では、さまざまな種類のペット用のものが販売されていて、ミニ寸の線香とロウソクがセットになった商品も。
線香の香りも豊富なうえ、カラフルなロウソク(キャンドル)はもちろん、おやつやフルーツをデザインしたものなどもあります。
メモリアルグッズを贈る
最近では、大切なペットの思い出を記念品として残しておくメモリアルグッズを贈る方が増えています。
ただし、ペットを亡くしてまだ思い出すと辛くなるという方もいらっしゃるので、状況をみて判断するのが良いでしょう。
写真立てやフォトアルバム
ペットとの思い出に繋がるものとして、写真立てやフォトアルバムなどを贈る方が多いそうです。
お花や食べ物と違って長く使えますし、仏壇(祭壇)に限らず、家族の団らんスペースなどに置いてもらうこともできます。
もしも、亡くなったペットの写真を持っている場合は、写真立てなどにセットしてお渡しすると喜んでもらえるかもしれませんね。
写真立ては、多くのデザインが販売されています。
中には名前入れができるものがあったり、犬や猫のシルエットのフレームなどもありますから、似合いそうな色やデザインの写真立てを贈ってみてはいかがでしょうか。
クッションやマグカップ
メモリアルグッズとしてのクッションは、お悔やみの贈り物としてとても人気があります。
抱きしめる事ができて、まるで一緒にいる気持ちになれることや、インテリアとしてもペットが寝ていた場所に飾ることができるのが喜ばれる理由のようです。
最近は、四角や丸形のクッションに写真をプリントするだけではなく、寝ている写真や座っている写真があれば、それを元にペットの形状に合わせて作ってもらえるところもあります。
また、日常で使っていただけるようなグッズとして、写真をプリントしたマグカップを贈られる方も多いようです。
ペットへのお悔やみの贈り物をするときのマナー
それでは、贈り物をするときには、どんな事に気をつけたら良いかみていきましょう。
贈り物を届けるタイミング
とくに決まりはありませんが、訃報が届いたらまずお悔やみの言葉をかけて、なるべく早く贈るのが基本となります。
ただしペットが亡くなってからあまり日が経っていない頃は、そっとしておいてほしいという気持ちもあるかもしれません。
状況をみながら、落ち着いた頃に贈るとよいでしょう。
それでもタイミングが難しいときには、四十九日や月命日などのタイミングに合わせて贈るのも良いのではないでしょうか。
郵送で送る場合は事前に伝えておきましょう。
贈り物をするときに添えたいメッセージ
お悔やみとして贈り物をするときには、メッセージも一緒に添えることをおすすめします。
飼い主の方にとってペットは、家族のようなかけがえのない存在ですから、相手の悲しみに寄り添うような、心を込めたメッセージを送りたいものですね。
例えば、「亡くなったペットは愛されてきっと幸せだったはずです」とか、「一緒に暮らせて幸せだったと思います」など、肯定するような言葉を伝えると、励ましや慰めにもなるのではないでしょうか。
また、「〇〇ちゃんにお供えしてあげてください」とか、「〇〇ちゃんへの気持ちをお届けします」など、ペットへのメッセージにすると喜んでいただけると思います。
お悔やみの贈り物の相場
贈り物を選ぶ際に相場が気になるかもしれませんが、ペットへのお悔やみについては、特に相場はないようです。
とはいっても、高価過ぎるものは受け取る方が恐縮してしまうかもしれませんね。
そのため気を遣わせずにすむ金額として、3,000円前後の贈り物にすることが多いようです。
花束やフラワーアレンジメントは、小さめのもので、お値段が2,000円〜3,000くらいが相場だと言われています。
価格で価値が決まる訳ではありません、大切なペットを亡くした相手の気持ちを一番に考えて選びましょう。
まとめ
ここまで、ペットへのお悔やみの贈り物やマナーについてご紹介してきました。
最後に、まとめとして簡単にポイントを振り返りましょう。
【ペットのお悔やみに選ばれる贈り物】
<お供え花>
生前のペットをイメージした色合いのお花や、飼い主の方が好きなお花、花言葉からなどから選ぶ
<お菓子などの食品>
賞味期限がなるべく長いものを選ぶ、ご家族で分けやすいように個包装になったお菓子がおすすめ
<線香・ロウソク(キャンドル)>
何を贈るかわからない方にもおすすめ、お仏壇や祭壇、ペット用の祈りのスペースに供えたりお墓参りなどに使っていただける
【メモリアルグッズを贈る】
<写真立てやフォトアルバム>
ペットとの思い出につながるものとして贈る方が多い
<クッションやマグカップ>
クッションは抱きしめる事ができてインテリアとしてもペットが寝ていた場所に飾ることができる、マグカップは日常で使っていただけるグッズ
【ペットのお悔やみの贈り物をするときのマナー】
<贈り物を届けるタイミング>
訃報が届いたらなるべく早く贈るのが基本だが、状況をみながら落ち着いた頃に贈ってもよい
<贈り物をするときに添えたいメッセージ>
相手の悲しみに寄り添うような心を込めたメッセージを添える
<お悔やみの贈り物の相場>
特に相場はないため、気を遣わせずにすむ金額として、3,000円前後の贈り物にすることが多い
最近はメモリアルグッズを含め、お花や仏具などたくさんの贈り物がそろっていますので、選ぶ際に、素敵な贈り物の参考になれば幸いです。
贈り物とともにあなたの想いが届きますように。
お花の贈り物には、ふらなむの「ハートフルフラワー」をぜひご利用くださいね。